転職して別の仕事をしたいと考えたら、通常は求人を探して応募することになるが、一般的には退職手続きが先に行われている。
ハローワークのように、無職になっている人が応募するのを原則としている求人を扱っている機関もあり、受け入れる企業側も無職ですぐに入職できる人を期待していることが多いのが理由である。
しかし、看護師の場合には状況がやや異なり、転職エージェントを積極的に活用することで、在職中に転職先を決められる。看護師の人材としての需要が高いことから、転職エージェントに交渉してもらうことで、入職日をいつ頃にするかを定めた上で内定をもらえる形にしてもらいやすいのである。そのため、転職しようと決めて退職手続きを終えたものの、転職先が決まらずに月日が経ってしまうというリスクがなく、安心して転職できる状況ができている。
エージェントを活用すると、在職中に転職先が決まるだけでなく、転職活動にかかる労力を減らせるなどのメリットが多いので、利用を検討した方がいいだろう。求人を探すときにもエージェントと相談するだけで良く、給与や勤務時間などに不満がある場合には、エージェントを介して交渉してもらうこともできる。入職してからトラブルが発生してもアフターフォローをしてくれるエージェントもあるため、転職後についてもあまり不安を抱く必要はなくなる。
看護師にとって転職はワークライフバランスを整えるのにも、キャリアアップをするのにも役立つことから、転職エージェントに相談して前向きに次の職場を探すといいだろう。